サルビアの育てかた
◆
「はい、これで終わりにしましょう。みんな、今日もお疲れさま!」
「ありがとうございました、モラレスさん」
リハーサルは無事に終わり、俺たちは帰りの身支度を始める。
帰る頃にはモラレスはいつものニコニコの笑顔に戻り、声も元通り高くなっていた。
「いよいよ来週ね。レイちゃん、楽しみにしているわよ」
「はい。私もです。これから末永くよろしくお願いします」
レイが丁寧にそう言うと、モラレスはキャッキャ言いながら大喜びだ。先程のリハの時の厳格なモラレスとはまるで別人だ。
そんなモラレスは、俺の顔を見てこんなことを口にする。
「本当はヒルス君には新曲の一回限りじゃなくて、この先もアタシと踊ってほしかったんだけどね」
「いえ。俺は……」
「分かってるわよ。あなたはジャスティンのダンススタジオのインストラクターであることに誇りを持っているのよね。この先も続けたいんでしょう?」
「はい。その通りです。すみません」
「いいのよ! 謝ることじゃないんだから! むしろ素晴らしいわ。ハグしてチューしてあげたいくらい」
「いえ、それはちょっと……」
俺が困惑していると、モラレスは「ジョークよ」と言いながら上機嫌に笑うんだ。
「はい、これで終わりにしましょう。みんな、今日もお疲れさま!」
「ありがとうございました、モラレスさん」
リハーサルは無事に終わり、俺たちは帰りの身支度を始める。
帰る頃にはモラレスはいつものニコニコの笑顔に戻り、声も元通り高くなっていた。
「いよいよ来週ね。レイちゃん、楽しみにしているわよ」
「はい。私もです。これから末永くよろしくお願いします」
レイが丁寧にそう言うと、モラレスはキャッキャ言いながら大喜びだ。先程のリハの時の厳格なモラレスとはまるで別人だ。
そんなモラレスは、俺の顔を見てこんなことを口にする。
「本当はヒルス君には新曲の一回限りじゃなくて、この先もアタシと踊ってほしかったんだけどね」
「いえ。俺は……」
「分かってるわよ。あなたはジャスティンのダンススタジオのインストラクターであることに誇りを持っているのよね。この先も続けたいんでしょう?」
「はい。その通りです。すみません」
「いいのよ! 謝ることじゃないんだから! むしろ素晴らしいわ。ハグしてチューしてあげたいくらい」
「いえ、それはちょっと……」
俺が困惑していると、モラレスは「ジョークよ」と言いながら上機嫌に笑うんだ。