サルビアの育てかた
「これは誰の責任でもありません。それよりも今後、どうするべきかを一緒に考えていただきたいんです。なるべくレイが一人きりにならないようにしないと、何が起きるか分かりません」
ジャスティン先生とモラレスさんは、神妙な面持ちのまま小さく頷いた。
「そうね……。仕事中はレイちゃんのそばには常にスタッフが付くようにするわ。ライブ会場での仕事があった時なんかは警備を厳しくすることも出来るし」
「僕の方でも、このスタジオに防犯カメラとオートロックを早急に設置するよ。──そうだヒルス、警察に相談はしたのかい?」
「はい、レイがお金を盗られたことを相談に行きました。ただ、家の周辺のパトロールを強化してもらうくらいなので、あまり頼りになる感じはないですね」
「警察も、もっと大きな事件が起こらないと動けないからもどかしいわよねえ……。スリなんて日常茶飯事に起こるし。レイちゃんの送迎はヒルス君、出来るのかしら?」
「はい。したいと思っています」
「そうしたら、ヒルスの仕事のスケジュールは送迎の時間に間に合うよう僕が調整するから」
「ありがとうございます、ジャスティン先生。モラレスさん」
──これくらいしか俺たちには出来ない。
みんなでどうにかレイを見守っていく。対処法にはなるが根本的な解決策にはならなかった。
それでも、彼女の為に協力してくれる心強い人たちの存在に俺の気持ちはずいぶんと軽くなる。
ジャスティン先生とモラレスさんは、神妙な面持ちのまま小さく頷いた。
「そうね……。仕事中はレイちゃんのそばには常にスタッフが付くようにするわ。ライブ会場での仕事があった時なんかは警備を厳しくすることも出来るし」
「僕の方でも、このスタジオに防犯カメラとオートロックを早急に設置するよ。──そうだヒルス、警察に相談はしたのかい?」
「はい、レイがお金を盗られたことを相談に行きました。ただ、家の周辺のパトロールを強化してもらうくらいなので、あまり頼りになる感じはないですね」
「警察も、もっと大きな事件が起こらないと動けないからもどかしいわよねえ……。スリなんて日常茶飯事に起こるし。レイちゃんの送迎はヒルス君、出来るのかしら?」
「はい。したいと思っています」
「そうしたら、ヒルスの仕事のスケジュールは送迎の時間に間に合うよう僕が調整するから」
「ありがとうございます、ジャスティン先生。モラレスさん」
──これくらいしか俺たちには出来ない。
みんなでどうにかレイを見守っていく。対処法にはなるが根本的な解決策にはならなかった。
それでも、彼女の為に協力してくれる心強い人たちの存在に俺の気持ちはずいぶんと軽くなる。