サルビアの育てかた

 俺はフッと笑みを向ける。

「ああ、そうだな。フレア、ありがとう。どう礼をすればいいのか……」
「お礼なんてしなくていいの。レイの為なんだから。その代わり、絶対に守り抜いてあげてよね!」
「分かったよ。フレアは本当に、頼りになるな」

 俺がそう言うと、フレアは「当たり前でしょう」なんて言いながら笑ってくれる。

 ──レイは知っているかな。
 君がどれほど周りの人たちに愛されているのかを。
 家族だけじゃない。君を支えてくれる仲間がこれだけたくさんいるんだ。

 レイという人間を生み出してくれたのは、君のことを心から愛してくれた家族や、いつも支えになってくれる心強い仲間たちのおかげなんだ。
 みんな、レイのことが大好きなんだよ。もちろん俺も同じ。
 いや……少し違うか。
 それよりも俺は、世界で一番君のことを愛しているから。
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