サルビアの育てかた
穏やかな日常を眺め、俺はふと何か物足りなさを感じた。
きっとレイがそばにいなければ、俺はダンスインストラクターになっていなかったと思う。スタジオで毎日必死になって指導することもなかった。
だからフレアやロイ、モラレスとも出会わなかったかもしれない。シスターという存在も知らないまま終わっていたんだ。
そう考えると、俺の人生はずいぶんとレイに動かされていたんだなと実感させられる。
(──俺たちの家族にならなかったレイは、一体どんな家庭で暮らしていたんだろう)
真っ白な世界へ戻り、そんな疑問が頭をよぎる。
当てもなく、ただひたすら足を前に動かす。道なんていうものは存在しない。
しかし、夢の世界というのは不思議だ。目指すべき場所が分からなくても、自然と目的地まで辿り着いてしまうのだから。
きっとレイがそばにいなければ、俺はダンスインストラクターになっていなかったと思う。スタジオで毎日必死になって指導することもなかった。
だからフレアやロイ、モラレスとも出会わなかったかもしれない。シスターという存在も知らないまま終わっていたんだ。
そう考えると、俺の人生はずいぶんとレイに動かされていたんだなと実感させられる。
(──俺たちの家族にならなかったレイは、一体どんな家庭で暮らしていたんだろう)
真っ白な世界へ戻り、そんな疑問が頭をよぎる。
当てもなく、ただひたすら足を前に動かす。道なんていうものは存在しない。
しかし、夢の世界というのは不思議だ。目指すべき場所が分からなくても、自然と目的地まで辿り着いてしまうのだから。