【番外編】孤高の弁護士と誓いの光 — 未来へ紡ぐ約束
隼人が紬を抱きしめ、唇を重ねたままゆっくりと離れると、ふと静かな音色が耳に届いた。

ディナールームの隅に設えられたグランドピアノから、優しく流れる旋律。
ホテル側のサプライズ演出で、クラシックな愛の調べがふたりの空間を包み込む。

紬の頬には涙がにじみ、そのまま隼人の胸に顔をうずめた。

「ありがとう……隼人、本当に……嬉しい」

声は震えていたが、その瞳は輝いていた。心が満たされて、胸がいっぱいになるのがわかった。

その時、スタッフが小さなミニブーケを静かに運んできた。
隼人がそっと紬の手にそっと渡す。

「ずっと、大事にするから」

紬は花の香りを吸い込み、ふっと笑みをこぼした。

「私も…ずっと、隼人のそばにいたい」

その言葉を交わし、ふたりは静かにピアノの調べに身を任せていた。
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