【番外編】孤高の弁護士と誓いの光 — 未来へ紡ぐ約束
やわらかな朝陽がカーテンの隙間から差し込む。

紬は、まどろみの中で隼人の腕の中にいることを実感した。
ゆるやかに胸が上下していて、鼓動が静かに伝わってくる。

「……おはよう」
囁くと、隼人が目を細めて微笑んだ。

「おはよう。夢じゃなかった?」
「うん……現実だった。ちゃんと、指輪もある」
左手をそっと掲げると、朝陽に照らされた指輪がほんのり光を弾いた。

隼人はそれを見つめながら、頬にキスを落とす。
「今日から婚約者、だな」

「……うん、すごく照れるけど、幸せ」
紬は枕に顔を半分埋めながら、隼人にぴったりと身体を寄せた。
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