幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
「気づいてないかもしれないから言っておくわ。今まで奏花(そよか)はモテていたの。でも、それをあの幼馴染君が迎えにきたり、牽制したり、もうありとあらゆる手で阻んだわけ」

「ぶっちゃけ早く付き合ってくれないかなー迷惑だなーって思ってたんですぅ」

後輩が乙女ポーズで言ったけど、ぶっちゃけすぎない?
今日は祝杯だとか、赤飯を炊かなくちゃとか言われている。
酷すぎ。

「言いたいこと言ってなさいよ」

お祭り騒ぎの周囲を無視して企画書をめくった。

「奏花。その企画書、通ったのね」

よくぞ気づいてくれましたと寿実ににやりと笑って見せた。

「そうなの!冬に使う一人鍋セット!小さな土鍋と食材をセットしたお手軽レトルト鍋!」

和風の味噌、醤油、塩の三種類はもちろん、ブイヤベース風にポトフ、カレー味なども展開し、冷蔵庫の残り野菜を足してもよし、そのままスープとしていただいてもよし!
冬にありがたいレトルトのお鍋のセット。
最後にご飯でリゾットや雑炊にしたり、うどんやラーメンを加えることも可能な具入りレトルト鍋。

「もう商品開発に乗り出してるのねー」
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