幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
タキシードのシャツのボタンをとめながら、カーテンの奥から現れた。
着替えていたらしい。
前髪をあげ、タイをした梶井さんはいつものセクシーな印象はなく、ストイックな空気をまとわせている。
これはこれでかっこいい。
「じっと見てどうかした?もしかして、俺のこと好きになっちゃった?」
「なりませんっ!挨拶にきただけです。今日のコンサート頑張ってください」
「奏花ちゃんにはお礼をしないとな。看病してもらったお礼もまだだし」
「気にしなくていいです。病気の時はしかたないですから」
「謙虚だねー。じゃあさ、俺が深月に勝ったら、俺とデートしてよ」
「私、音楽音痴だから勝ち負けってわからないですよ」
「奏花ちゃんは今の俺のチェロを聴いてないだろ?聴けばわかる」
すごい自信だった。
でも、逢生のチェロはすっごく素敵なんだからねっ!
そうそう勝てると思わないでほしい―――なんて思うのは身内の贔屓目だろうか。
「あんまり逢生をナメないでほしいですね」
「あいつはまだ子犬だよ。じゃあ、きまり。俺が勝ったらデートに付き合ってもらうよ」
着替えていたらしい。
前髪をあげ、タイをした梶井さんはいつものセクシーな印象はなく、ストイックな空気をまとわせている。
これはこれでかっこいい。
「じっと見てどうかした?もしかして、俺のこと好きになっちゃった?」
「なりませんっ!挨拶にきただけです。今日のコンサート頑張ってください」
「奏花ちゃんにはお礼をしないとな。看病してもらったお礼もまだだし」
「気にしなくていいです。病気の時はしかたないですから」
「謙虚だねー。じゃあさ、俺が深月に勝ったら、俺とデートしてよ」
「私、音楽音痴だから勝ち負けってわからないですよ」
「奏花ちゃんは今の俺のチェロを聴いてないだろ?聴けばわかる」
すごい自信だった。
でも、逢生のチェロはすっごく素敵なんだからねっ!
そうそう勝てると思わないでほしい―――なんて思うのは身内の贔屓目だろうか。
「あんまり逢生をナメないでほしいですね」
「あいつはまだ子犬だよ。じゃあ、きまり。俺が勝ったらデートに付き合ってもらうよ」