幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
ざわざわした周りの音の中でその声だけはしっかりと聞こえた。
逢生の手を握り返すと私を見てにこりと笑うと、握った手にキスをする。
「逢生!?」
なにしてるのよっ!
こんなところで。
上目づかいで見て、騎士のようなしぐさで私の左手をとる。
左手の薬指にプラチナリングをはめた。
「婚約指輪。本当は勝ったら渡すつもりだった」
「ありがとう……逢生」
シンプルなプラチナリングにカットダイヤモンドがいくつもついた綺麗なリング。
お互いの名前が指輪内側には刻まれている。
「奏花、俺の指にもはめて」
そう言われて逢生の指にも同じ指輪をはめた。
ふっと逢生は幸せそうに微笑む。
「俺達の家に帰ろう、奏花」
ペアリングがお互いの同じ指に輝くと逢生から私の手を握った。
指を絡め、離れることができないように。
私達は手を繋ぎ、歩き出した。
手を繋いだ私達はあの頃と同じだけど違う。
幼馴染みで恋人。
そして、また私達の関係は変わる。
指にはその約束の印が輝いていた。
【了】
逢生の手を握り返すと私を見てにこりと笑うと、握った手にキスをする。
「逢生!?」
なにしてるのよっ!
こんなところで。
上目づかいで見て、騎士のようなしぐさで私の左手をとる。
左手の薬指にプラチナリングをはめた。
「婚約指輪。本当は勝ったら渡すつもりだった」
「ありがとう……逢生」
シンプルなプラチナリングにカットダイヤモンドがいくつもついた綺麗なリング。
お互いの名前が指輪内側には刻まれている。
「奏花、俺の指にもはめて」
そう言われて逢生の指にも同じ指輪をはめた。
ふっと逢生は幸せそうに微笑む。
「俺達の家に帰ろう、奏花」
ペアリングがお互いの同じ指に輝くと逢生から私の手を握った。
指を絡め、離れることができないように。
私達は手を繋ぎ、歩き出した。
手を繋いだ私達はあの頃と同じだけど違う。
幼馴染みで恋人。
そして、また私達の関係は変わる。
指にはその約束の印が輝いていた。
【了】


