幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
チケットを逢生からもらった母はご機嫌な顔で言った。
母よ、あなたに問いたい。
私達をいくつだと思っているのか。
二十歳をとうにすんだ男女が駄菓子屋デートに行くわけないでしょ!
しかも、逢生にそんな簡単に買収されちゃって!
「そんなに逢生のコンサートって人気なの?」
「完売するくらいには。奏花もコンサートきて」
逢生はチケットをくれるけど、一度も行ったことがない。
クラシック音楽に興味がないというわけじゃないけど、舞台の上にいる逢生はなんだかちょっと違う。
胸がもやもやする。
だから、逢生のコンクールの応援でしか聴いたことがなかった。
手元のチケットをまじまじとみた。
そのチケットにはタキシードを着てチェロを手にした逢生がいた。
私の知らない顔をした逢生。
キリッとしちゃって!
「たまには奏花も聴きに行ったら?ほら、奏花の初恋の人がチェロ奏者だったでしょ」
「ちょっとー!やめてよー!」
公園で会った名前も知らないチェリスト。
菱水音大附属高校の制服を着たかっこいいお兄さんだった。
大昔の甘酸っぱい思い出を掘り起こさないでよね。
しかも小学生の時の話だし。
母よ、あなたに問いたい。
私達をいくつだと思っているのか。
二十歳をとうにすんだ男女が駄菓子屋デートに行くわけないでしょ!
しかも、逢生にそんな簡単に買収されちゃって!
「そんなに逢生のコンサートって人気なの?」
「完売するくらいには。奏花もコンサートきて」
逢生はチケットをくれるけど、一度も行ったことがない。
クラシック音楽に興味がないというわけじゃないけど、舞台の上にいる逢生はなんだかちょっと違う。
胸がもやもやする。
だから、逢生のコンクールの応援でしか聴いたことがなかった。
手元のチケットをまじまじとみた。
そのチケットにはタキシードを着てチェロを手にした逢生がいた。
私の知らない顔をした逢生。
キリッとしちゃって!
「たまには奏花も聴きに行ったら?ほら、奏花の初恋の人がチェロ奏者だったでしょ」
「ちょっとー!やめてよー!」
公園で会った名前も知らないチェリスト。
菱水音大附属高校の制服を着たかっこいいお兄さんだった。
大昔の甘酸っぱい思い出を掘り起こさないでよね。
しかも小学生の時の話だし。