幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
「さすが隈井先生の秘蔵っ子だな。一瞬、隈井先生がいたのかと思った」
隈井先生とは菱水音大附属高校のピアノ講師のことだ。
長く勤めており、何人も優秀なピアニストを輩出している。
「体調管理をしろというのが隈井先生の口癖ですからね」
「助かる。ありがとうな」
受け取ると梶井は笑顔で去り、他のスタッフと会話をしているのが見えた。
「梶井さんってかっこいいわね。私は深月の方が好きだけど」
「そろそろ諦めたら?さすがにしつこいだろ」
知久がやれやれとため息をついた。
「深月がフリーなうちは諦めないわよ」
「逢生はずっと奏花ちゃんが好きなんだから、無理だって。一緒に暮らしているしさ」
「嘘!」
桑地の顔色が変わった。
「嘘じゃない」
「どういういこと?恋人なの?」
「まだだけど。奏花が俺を好きになったら、付き合ってくれるって」
「なにその態度!あの女、そんなことを深月に言ったの!?」
桑地の言っていることはどうでもいい。
むしろ大事なのは―――
「奏花、俺のこと好きになってくれるかな?」
隈井先生とは菱水音大附属高校のピアノ講師のことだ。
長く勤めており、何人も優秀なピアニストを輩出している。
「体調管理をしろというのが隈井先生の口癖ですからね」
「助かる。ありがとうな」
受け取ると梶井は笑顔で去り、他のスタッフと会話をしているのが見えた。
「梶井さんってかっこいいわね。私は深月の方が好きだけど」
「そろそろ諦めたら?さすがにしつこいだろ」
知久がやれやれとため息をついた。
「深月がフリーなうちは諦めないわよ」
「逢生はずっと奏花ちゃんが好きなんだから、無理だって。一緒に暮らしているしさ」
「嘘!」
桑地の顔色が変わった。
「嘘じゃない」
「どういういこと?恋人なの?」
「まだだけど。奏花が俺を好きになったら、付き合ってくれるって」
「なにその態度!あの女、そんなことを深月に言ったの!?」
桑地の言っていることはどうでもいい。
むしろ大事なのは―――
「奏花、俺のこと好きになってくれるかな?」