幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
知久と唯冬は俺にほほ笑んで、なにも言わずに『まあ、がんばれよ』という目を向けていた。
気づくと桑地はいなくなっていた。
背を向けて梶井のほうへ大股で歩いて行った。
怒っているみたいだったけど、これでわかっただろう。
梶井が桑地を励ますように背中を叩いている。
励ますなよ……と思っていると梶井が俺と目が合ってにやにやとまたあの人の悪い笑みを浮かべた。
イラッとしながら、唯冬に言った。
「唯冬。梶井と同じマンションは嫌だ」
「しかたないだろ。防音設備があってセキュリティの高いマンションがお前の要望だったんだから」
唯冬はそれくらい我慢しろと言ったけれど、むしろ梶井がいるせいでセキュリティレベルが低くなった。
「うわっ!その不機嫌そうな顔、やめてくださいよー!」
マネージャーの宰田がやってきた。
梶井と俺のやりとりを遠くから眺めていたのだろう。
「次のコンサートは梶井さんのゲスト出演が売りなんですから」
「なんで、あいつ」
「新しいファン層を取り入れるためです!梶井さんのファンには熱烈なマダムが多いですからね」
むうっとしていると宰田が俺を見て言った。
気づくと桑地はいなくなっていた。
背を向けて梶井のほうへ大股で歩いて行った。
怒っているみたいだったけど、これでわかっただろう。
梶井が桑地を励ますように背中を叩いている。
励ますなよ……と思っていると梶井が俺と目が合ってにやにやとまたあの人の悪い笑みを浮かべた。
イラッとしながら、唯冬に言った。
「唯冬。梶井と同じマンションは嫌だ」
「しかたないだろ。防音設備があってセキュリティの高いマンションがお前の要望だったんだから」
唯冬はそれくらい我慢しろと言ったけれど、むしろ梶井がいるせいでセキュリティレベルが低くなった。
「うわっ!その不機嫌そうな顔、やめてくださいよー!」
マネージャーの宰田がやってきた。
梶井と俺のやりとりを遠くから眺めていたのだろう。
「次のコンサートは梶井さんのゲスト出演が売りなんですから」
「なんで、あいつ」
「新しいファン層を取り入れるためです!梶井さんのファンには熱烈なマダムが多いですからね」
むうっとしていると宰田が俺を見て言った。