幼馴染は私を囲いたい!【菱水シリーズ②】
すいっと目をそらすと忍者のように素早く横移動し、前に立つ。
一度食らいついたらスッポンのように離さないと有名だ。
しつこい。
謝るまで延々と説教を繰り返され、仕事を受けるまで電話をかけてくる。
家まで押しかけるのは当たり前。
とんでもない奴だ。
社長はこんな奴をよくも俺のマネージャーにしてくれたものだ。
「ちょっと!理滉!新しい女?」
下着姿の女を渡瀬はメガネをくいっと指であげてジイッーと女を値踏みするように見つめる。
「な、なによ」
「またこのタイプの女性ですか?ヤンデレタイプでワケアリ系。あなたもわかってますよね?梶井さんがお付き合いされている方は一人じゃないってこと。正直オススメできません」
「あっ、あなたのもそのうちの一人でしょう!」
「ご冗談を。私はただのマネージャー。ギブアンドテイク。マネーオンリーの関係です」
「その通りだが、はっきり言われると複雑な気持ちになるな」
次に渡瀬は俺を頭のてっぺんからつま先までジッと見てくる。
そして、引っ掻き傷がついた腕に気付き、がしぃっと握ると悲鳴をあげた。
「ぎゃあああっ!!腕がっ!腕に傷があああ!!」
一度食らいついたらスッポンのように離さないと有名だ。
しつこい。
謝るまで延々と説教を繰り返され、仕事を受けるまで電話をかけてくる。
家まで押しかけるのは当たり前。
とんでもない奴だ。
社長はこんな奴をよくも俺のマネージャーにしてくれたものだ。
「ちょっと!理滉!新しい女?」
下着姿の女を渡瀬はメガネをくいっと指であげてジイッーと女を値踏みするように見つめる。
「な、なによ」
「またこのタイプの女性ですか?ヤンデレタイプでワケアリ系。あなたもわかってますよね?梶井さんがお付き合いされている方は一人じゃないってこと。正直オススメできません」
「あっ、あなたのもそのうちの一人でしょう!」
「ご冗談を。私はただのマネージャー。ギブアンドテイク。マネーオンリーの関係です」
「その通りだが、はっきり言われると複雑な気持ちになるな」
次に渡瀬は俺を頭のてっぺんからつま先までジッと見てくる。
そして、引っ掻き傷がついた腕に気付き、がしぃっと握ると悲鳴をあげた。
「ぎゃあああっ!!腕がっ!腕に傷があああ!!」