【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
『聖女の力、必要。オパール、目覚めない』

「それはオパールちゃんな元気がないということでしょうか」

『そう。オパール、元気ない』

「アイビーくん、安心してください。必ずわたしが元気にしますから」

『ありがとう、ローズマリー!』


アイビーは満面の笑みで頷いた。
安心したのかアイビーは座っているローズマリーの間に体を捩じ込む。
すると徐々に牢の中に何故か温かい光が差し込んでくる。
それに牢屋なのに空気が澄んでいて気持ちいい。

(どうしてでしょうか。不思議な牢屋ですね……でも、なんだか心地いい気がします……あ、わかりました。天国からのお迎えですね)

ローズマリーを襲う眠気。
なんとか目を開こうとしても眠気に抗えない。
アイビーを抱きしめつつ、ローズマリーはそっと瞼を閉じた。
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