未亡人ママはスパダリ義兄の本気の愛に気付かない


「ママ。食べ終わった。」

椿は翔真の使った皿を確認した。

全て残さず食べきり、皿の上は空になっている。

「全部食べたね。偉かったね!」

椿が翔真の頭を優しく撫でると、翔真は嬉しそうに微笑んだ。

うん・・・今日も翔真の笑顔は世界一。

椿は食器をシンクに置いて、すぐに家を出る準備をした。

洗い物は家に帰ってからまとめて片付けることにしている。

朝は一分一秒でも無駄に出来ないのだ。

けれどどうしても欠かせない日課がある。

< 3 / 205 >

この作品をシェア

pagetop