未亡人ママはスパダリ義兄の本気の愛に気付かない
「ママ。食べ終わった。」
椿は翔真の使った皿を確認した。
全て残さず食べきり、皿の上は空になっている。
「全部食べたね。偉かったね!」
椿が翔真の頭を優しく撫でると、翔真は嬉しそうに微笑んだ。
うん・・・今日も翔真の笑顔は世界一。
椿は食器をシンクに置いて、すぐに家を出る準備をした。
洗い物は家に帰ってからまとめて片付けることにしている。
朝は一分一秒でも無駄に出来ないのだ。
けれどどうしても欠かせない日課がある。