寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました
「……なにか得るものありました?」
「ない」

 バラエティじゃなくともないんですか、と思う綾都は自分がいるせいで、慶紀が番組に集中できていない可能性には思い至っていなかった。

「そういえば、例の女性に私たちの姿、見てもらえましたかね?
 マンション内をうろついてみましょうか」

「それだと、俺たちが不審者じゃないか?」

 まあ、確かに。

「そうだな。
 なにをするかな。

 酒でも呑むか?

 ……つまみとか。

 そうだ。
 料理とかしてみるか!」

「できません!」
「俺もだ!」

 駄目な二人だった
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