寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました
「それが、ストーカーなのかどうかもよくわからないし。
 あのときも、まーくんって人が、その人の部屋にいたみたいだし。

 でも、私がお見合いするより前から白神さんを好きなのは間違いない感じだったから、なんか申し訳ないなって」

「なに言ってんのよっ。
 結婚は戦いよっ。
 早いもの勝ちとかじゃないわよっ」

 思わず、腰を浮かして、テーブルを叩いてしまう。

 周囲を見回し、
「すみませんっ」
と言って座った。

「そのストーカーもあれだが。
 ……なんか進展あったのかよ」
と侑矢が横から口を挟んでくる。

「そうだな、そこは気になるな。
 会社としても」
とトレーを手にした菱川が現れ、

「ここ、いいか?」
と流れるように美鳥の横に座った。

 うわっ。
 インテリイケメン様がっ。

 そんな側に座られると、緊張して、あと一口が食べられないっ。
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