寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました
「……あ、すみません。
 お待たせして」
と綾都がぺこりと頭を下げて言う。

「好青年だな」

「そうですね、意外と」

「……お前、俺の名前は覚えてるか?」

「大丈夫です。
 今はわかります」

 今は!?
と綾都が名字を知らなかったことを知らない慶紀は思わず、訊き返していた。

 




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