寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました
 ばあやさん、なんてことを子どもにっ。

 幼少期のすりこみっ?

 っていうか、ばあやさん!?

 そんなの普通におうちにいますっ?

 綾都は遠慮がちに助手席に乗りながら言った。

「そうだ。
 お化け屋敷なら、落ちて死にませんよ」

「好きなのか?
 お化け屋敷」

「そうですねー。
 あ、でも、学園祭のお化け屋敷では、ちょっと恐ろしいことがありまして」

「ほう」

「一緒に冒険しに入ったはずの友人が、なんと霊になっていたんです」
「死んだのか」

「……いや、大事件じゃないですか、それ」

 学園祭のお化け屋敷ですよ? と綾都は確認するように言う。
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