うちの訳アリ男子たちがすみません!
謎の男子たち
これは一体どういうことなの?
あの後、お母さんは家のドアを開けて出てくると、謎の男子たちを招き入れた。
お母さんはなんだか事情を知ってるみたいだけど……。
今はリビングでみんな、タオルを首にかけて座ってる。
「うーん、いい匂い。お腹すいちゃうよね~」
フードの男子はツンツン頭の男子の肩に頭をのせる。
ツンツン男子は口を引きつらせながら、彼の頭をぐいっと押しのけた。
「お・ま・え・はいい加減、黙ってろ!」
……なんだか、仲が悪そう。
雨でぬれてしまったトイの足を拭きながら、じーっと男子たちを見つめる。
フードをかぶった、小柄な男子に、髪の毛がツンツンしている男子。長い髪の毛をさらっとくしでとく男子に、ふわあとあくびをしながら、どこから出してきたのか、クッションを抱いている男子。そして、私の名前を呼んだ、背が高くて前髪をセンターでわけている男子。
年齢は同じくらいっぽいけど、誰なんだろう? そしてお母さんは何で知ってるの?
「さあさ、体はあたたまったかしら」
お母さんはみんなの分のお茶を持ってきながら周りを見渡す。
「ありがとうございます。部屋を提供してもらう上に、こんな気遣いまで」
背の高い男子がお茶を受け取ると、お母さんはうふふっと笑った。
「いいのよ。部屋は余ってたから」
……ん? 今、なんて言った?
私はトイを拭く手を止める。
二人とも、今、大事なことを言ったような。
あの後、お母さんは家のドアを開けて出てくると、謎の男子たちを招き入れた。
お母さんはなんだか事情を知ってるみたいだけど……。
今はリビングでみんな、タオルを首にかけて座ってる。
「うーん、いい匂い。お腹すいちゃうよね~」
フードの男子はツンツン頭の男子の肩に頭をのせる。
ツンツン男子は口を引きつらせながら、彼の頭をぐいっと押しのけた。
「お・ま・え・はいい加減、黙ってろ!」
……なんだか、仲が悪そう。
雨でぬれてしまったトイの足を拭きながら、じーっと男子たちを見つめる。
フードをかぶった、小柄な男子に、髪の毛がツンツンしている男子。長い髪の毛をさらっとくしでとく男子に、ふわあとあくびをしながら、どこから出してきたのか、クッションを抱いている男子。そして、私の名前を呼んだ、背が高くて前髪をセンターでわけている男子。
年齢は同じくらいっぽいけど、誰なんだろう? そしてお母さんは何で知ってるの?
「さあさ、体はあたたまったかしら」
お母さんはみんなの分のお茶を持ってきながら周りを見渡す。
「ありがとうございます。部屋を提供してもらう上に、こんな気遣いまで」
背の高い男子がお茶を受け取ると、お母さんはうふふっと笑った。
「いいのよ。部屋は余ってたから」
……ん? 今、なんて言った?
私はトイを拭く手を止める。
二人とも、今、大事なことを言ったような。