君が最愛になるまで
もう1度私の唇にそっと触れるだけのキスを落とすと彼の熱の篭った唇は私の首筋を掠めた。
チュッとリップ音を立てながら私の首元に唇を這わせられるたび、くすぐったさと背中を駆ける快感が身体を支配する。


私の腰を大きな手で撫でられそれだけで身体をビクンと跳ねさせてしまった。
それが面白かったのか千隼くんはクスッと微笑んだ。


(うわ⋯破壊力やば⋯⋯この笑顔はずるい)


ふわっと微笑むその笑顔はあまりにも整っていて何人もの女性に向かってこの笑顔が向けられていると思うと胸が痛い。
千隼くんは私の服の裾を捲し上げるとそのまま脱がせた。


彼の前に下着姿がさらけ出される。
呼吸に合わせて2つの膨らみが上下に揺れ、それを見下ろす千隼くんの瞳の奥に獣が見えた。


「その笑顔、私にしか見せちゃだめだよ」

「どんな顔?」

「好きって気持ちが溢れてる顔」

「大丈夫。好きなの紬希だけだし、俺がこんな顔するのは紬希だけ」


そう言って千隼くんは私の髪をすーっと撫でた。
千隼くんの行動だけを見たら簡単に信じられるわけないのに、なぜか私は彼の言葉をすんなり受け入れられる。


嘘じゃないと信じられるのはきっと彼自身が嘘を嫌っているからだろう。
千隼くんの大きな手は私の腰の湾曲を撫で、そのまま膨らみを柔らかく形を変え揉みしだいた。


「んっ⋯⋯っ」

「紬希って触るとこんな可愛い声出すの?」

「へっ⋯?」

「甘ったるくて腰にクる声、すげーそそる」

「っんぁ⋯⋯んっぁ、やっ⋯」


まるで貪るように深く唇を奪われる。
何度も舌を絡め呼吸さえも奪われるように深く交わり、口の端からは唾液が溢れた。


それと同時に私の膨らみの頂きを下着の上から刺激されビクンと腰が跳ねる。
突然の刺激にじわじわと快感が奥深くから湧き出てくるようだ。


「紬希可愛い。どうしよ、加減できそうにない」

「っはぁ⋯⋯千隼、くん⋯っ」


千隼くんは私の背中に手を回すとプチッとホックを外しいとも簡単にブラジャーを剥ぎ取る。
彼の前に膨らみがさらけ出され、恥ずかしさのあまり身体を隠そうとするものの、組み敷かれた手を動かすことはできなかった。


「紬希の乳首ぷっくり立ってる」

「そ、そういうの⋯言わないで」

「うまそ⋯⋯」


千隼くんは私の手を組み敷いたままぷっくりと主張する頂きに唾液を絡ませた舌を這わせる。
チロチロと弄ぶように乳首を舌で転がされ、その度に子宮の奥がキュンと疼く。


「ぁっん⋯っぁや⋯⋯っん」

「紬希のその声、もっと聞かせろ」


膨らみの頂きを舌で刺激しながら片方の手は慣れた手つきで私の腰から服を脱がせる。
これで私の身体を隠す布はパンツ1枚となってしまった。


それさえも千隼くんは指をかけ、するすると足から引き抜く。
完全に産まれたままの姿となってしまい恥ずかしさのあまり目元に涙が溜まった。


「紬希⋯?」

「私だけ、恥ずかしい⋯」

「確かに⋯」


千隼くんは私に跨ったまま何も言わず自分の服をどんどん脱いでいく。
あっという間にパンツだけの姿になった千隼くんの身体はとても引き締まっており筋肉の陰影が浮かび上がりとてつもなく色っぽい。


(こんな筋肉質だったんだ⋯⋯)


「恥ずかしがる紬希も可愛いけど、これからもっと恥ずかしいことするんだぞ」

「耐えられないかも⋯」

「さっきまでの余裕はどうしたんだ。ここで止まれないからな」


千隼くんの長い指が私の秘部にそっと触れる。
その途端、部屋の中にくちゅっと卑猥な水音が響いた。


その音は紛れもなく私の秘部から聞こえたもので、既にぐしょぐしょなほど愛液が溢れている。
さらに恥ずかしさが増し、顔を隠そうとするがその手は千隼くんの手によって止められてしまった。
< 46 / 49 >

この作品をシェア

pagetop