王子とシンデレラの執着愛
基本的に真龍と空愛は、二人一緒だ。
何処に行くにも一緒で、特に真龍は離れることを嫌う。
仕事や大学に行っている以外は、常に一緒にいて、家の中であっても離れない。
真龍にノートパソコンを借りて、リビングのローテーブルに置く。
ラグの上に座った空愛を、両足で挟むように真龍が後ろからぴったりとくっついて座っている。
空愛の腹のあたりに真龍の手が回っていて、包み込まれている状態でかなり鬱陶しい。
しかし………離れてとは言えない、空愛。
“あんま、皐生と仲良くならないで?”
こんなことを言われてしまっては、余計に言えない。
結局、真龍にべったりくっつかれた状態で動画を見ていた。
『…………なので、ここはちゃんとチェックしておくように。
―――――――――』
教授の動画を見ながら、メモを取っている空愛。
真龍は、空愛の髪の毛をくるくるして遊んでいた。
動画を半分くらい見て、一時停止をした空愛。
ふぅ~と息を吐いて、眉間を押さえてギュッと目を瞑った。
「ん?空愛?大丈夫?」
「ん…ちょっと、休憩する。
片目で見るからかな?
凄く目が疲れるし、頭も痛くなる…」
真龍と二人っきりの時は眼帯はしてないのだが、左目はボヤケて視力が低くほとんど見えてない。
そのため眼帯あるなしに関わらず、空愛は右目だけで見ている。
なので、すぐに疲れてしまうのだ。
「…………
じゃあ俺、お茶淹れてくるね」
真龍が優しく頭を撫で、キッチンに向かった。
「――――どうぞ?」
「うん、ありがとう!
ごめんね。早く終わらせないと、真龍さん暇だよね?」
「謝るのは、俺だよ?」
「え?どうして?」
首を傾げる空愛の左目の横の傷痕に触れる、真龍。
「これは“俺のせいで”負った傷。
空愛は何も悪くないだろ?」
「でも、真龍さんのせいでもないよ?」
「………あっという間に、見えなくなったもんな…左目。
こうやって見つめ合ってても、左目は焦点合ってない」
「え?」
「今はどのくらい見えてる?」
「あ…実は、ほとんど…
ボヤケてるって感じ。
色はわかるけど、それが何なのか認識は出来ない」
「そっか…
最初は、それでも見えてたのにな…」
「でも、右目があるから大丈夫だよ!
動画を見るのは疲れちゃうけど、普段の生活はそこまで不便ないし!
真龍さんや、真帆さん達みんなが助けてくれてるから!」
安心させるように微笑む空愛に、真龍は困ったように笑っていた。
何処に行くにも一緒で、特に真龍は離れることを嫌う。
仕事や大学に行っている以外は、常に一緒にいて、家の中であっても離れない。
真龍にノートパソコンを借りて、リビングのローテーブルに置く。
ラグの上に座った空愛を、両足で挟むように真龍が後ろからぴったりとくっついて座っている。
空愛の腹のあたりに真龍の手が回っていて、包み込まれている状態でかなり鬱陶しい。
しかし………離れてとは言えない、空愛。
“あんま、皐生と仲良くならないで?”
こんなことを言われてしまっては、余計に言えない。
結局、真龍にべったりくっつかれた状態で動画を見ていた。
『…………なので、ここはちゃんとチェックしておくように。
―――――――――』
教授の動画を見ながら、メモを取っている空愛。
真龍は、空愛の髪の毛をくるくるして遊んでいた。
動画を半分くらい見て、一時停止をした空愛。
ふぅ~と息を吐いて、眉間を押さえてギュッと目を瞑った。
「ん?空愛?大丈夫?」
「ん…ちょっと、休憩する。
片目で見るからかな?
凄く目が疲れるし、頭も痛くなる…」
真龍と二人っきりの時は眼帯はしてないのだが、左目はボヤケて視力が低くほとんど見えてない。
そのため眼帯あるなしに関わらず、空愛は右目だけで見ている。
なので、すぐに疲れてしまうのだ。
「…………
じゃあ俺、お茶淹れてくるね」
真龍が優しく頭を撫で、キッチンに向かった。
「――――どうぞ?」
「うん、ありがとう!
ごめんね。早く終わらせないと、真龍さん暇だよね?」
「謝るのは、俺だよ?」
「え?どうして?」
首を傾げる空愛の左目の横の傷痕に触れる、真龍。
「これは“俺のせいで”負った傷。
空愛は何も悪くないだろ?」
「でも、真龍さんのせいでもないよ?」
「………あっという間に、見えなくなったもんな…左目。
こうやって見つめ合ってても、左目は焦点合ってない」
「え?」
「今はどのくらい見えてる?」
「あ…実は、ほとんど…
ボヤケてるって感じ。
色はわかるけど、それが何なのか認識は出来ない」
「そっか…
最初は、それでも見えてたのにな…」
「でも、右目があるから大丈夫だよ!
動画を見るのは疲れちゃうけど、普段の生活はそこまで不便ないし!
真龍さんや、真帆さん達みんなが助けてくれてるから!」
安心させるように微笑む空愛に、真龍は困ったように笑っていた。