王子とシンデレラの執着愛
休憩を挟んで、動画を見終わり………
レポートを纏めた、空愛。

「―――――んー!終わったぁ~!」
両手を挙げて、おもいきり伸びをした。

「はい、空愛!おいで?」
そして、両手を広げる真龍。

「……//////」
空愛は照れたように笑って、抱きついた。

「お疲れ様!」
頬を擦り寄せ、労うように頭を撫でる。
そして「気分転換に、出掛けようか?」と言った。


準備をして、マンションを出た二人。
手を繋いでゆっくり歩く。

「何処に行こうか?」
真龍が言うと、空愛は「欲しい物があるの」と真龍を見上げた。

「何?」

「真龍さんとのペアの物が欲しい…な//////」

「え!?何!?その嬉しいお願い!」
真龍は嬉しそうに笑って「もちろん!」と頷いた。


「――――何がいい?」
色々見て回る。

「帽子は?
これから暑くなるし!」
空愛が、店を指差す。

「うん!見てみようか!」

ペアの帽子や、色違いの帽子など…真龍が自分と空愛にかぶせていく。
「これ、可愛いね!」
「あ、でも、これもいいかも?」等言いながら……

空愛は、真龍にされるがまま(やっぱ、真龍さんは何でも似合うなぁ〜)と、惚れ惚れして見上げていた。

「………ん?
空愛も、考えて?
俺ばっか見てても、決まらないよ?」

「あ…ご、ごめんね(笑)」
クスッと笑う。

すると真龍の表情が真剣な顔になって、ゆっくり近づいてきた。

「え……」

「ほんっと…可愛すぎ…//////」

しかし……………

カツン…と小さな音がして、二人が被っていた帽子のツバが当たり、これ以上顔が近づけない。

「………」
「………」

真龍が少しムッとして、被っていた帽子を取り、二つとも商品カゴに戻した。

「空愛、帽子は却下ね!」
そう言って空愛の手を引き、店を出たのだった。

空愛は真龍に手を引かれながら、クスクスと笑っていた。

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