王子とシンデレラの執着愛
次の日も皐生や葉瑠が家に来て、アオナと四人でゆっくり過ごし………

休憩時間に、真龍から電話が入ってきた。

「あ!
…………ちょっと、電話してきます!」

スマホを握りしめ、空愛はリビングを出て寝室へ向かった。

「幸せそうな顔しちゃって!(笑)」
アオナがクスクス笑っている。

「そりゃ、王子からの電話だもんな!(笑)」
葉瑠も笑い、皐生も笑いながらも少し胸がチクリと痛んでいた。


「――――真龍さん!!」

『フフ…空愛!
今、何してたの?』

「アオナさん達とお茶してたよ!
真龍さんはランチかな?」

『いや、今食べ終わったところだよ!
昼は、会食だったんだ』

「へぇ~!
会食ってことは、美味しい会席料理食べたの?」

『そうだね(笑)』

「良いなぁ〜!ご馳走だ!」

『フフ…もうすぐ、空愛は夏休みでしょ?
そしたら、二人で旅行行こう!
その時に、会席料理食べようね!
良い旅館を知ってるんだ。
露天風呂付きの部屋で、食事は全て部屋食。
景色も、温泉も良くて、もちろん会席料理も美味しい!』

「素敵…!フフ…真龍さん、ありがとう!楽しみ!」

『当たり前だよ!
と言うより…俺が空愛と行きたいんだ!
家で二人で過ごすのも、とても好きだけど…
やっぱり、旅行も行きたいなぁって!』

「フフ…!」


真龍との電話を終え、リビングに戻った空愛。

「おっ!意外と早く戻ってきた(笑)」
葉瑠がケラケラ笑って言った。

「フッ…!」
「フフ…そうね(笑)」
皐生とアオナも笑っている。

「……//////」
そんな三人に、空愛は照れたように笑う。

「ラブラブだもんね!空愛と真龍。
身体にもキスマーク凄いし!」

「あ…//////」
昨晩一緒に風呂に入った時に、身体のあちこちについていたキスマークを見られた事を思い出す。

「真龍らしいな!」

「でも、空愛にだけだよね(笑)」

クスクス笑う皐生に、葉瑠も「確かに(笑)」と笑う。

「葉瑠さんや皐生さんは、ないんですか?」

「「え?」」

「そう言えば、そうゆうところ聞いたことないわね(笑)」

「ないな」
「俺もないよ」

「だって、つけたいなんて思わねぇし!」
葉瑠はそう言って、煙草の煙を吐いた。

そして皐生も同じく煙草の煙を吐いて、空愛を意味深に見つめていた。




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