王子とシンデレラの執着愛
それからも、楽しい時間を過ごし………

葉瑠と皐生には帰ってもらい、アオナと夜遅くまで恋バナをしていた空愛。

「アオナさん、もうこんな時間!
ごめんなさい!」

ふと…壁掛け時計を見ると、11:37を指していた。

「アオナさんは休んでください!
すぐにお風呂準備して、和室にお布団も敷きますね!」

「大丈夫よ!
真龍が帰ったら、帰るから!」

「え!?だ、ダメですよ!
もう遅いです!」

「大丈夫だって!
迎えに来てもらえるし!」

「執事さんですか?」

「そう!
今日のことは話してるし」

「あ…私…アオナさんの執事さんにもご迷惑を……
すみません!」
ペコペコ頭を下げる空愛。
アオナは首を横に振り「気にしないでって!ほんとに、私が好きでしてることなの!」と微笑んだ。

「………あ、あの…」

「ん?」

「こんなこと聞くの、失礼かもですが……」

「何?」

「どうして、真龍さんのためにここまでされるんですか?」

「この火傷…」
スカーフに触れる、アオナ。

「はい」

「真龍が助けてくれたから、この程度の火傷で済んだの」

「え?」

「真龍が助けてくれなかったら、私は死んでたか、生き残っても火傷が広範囲に及んでたと思う」

「そうだったんだ…」

「だからね。
私は、真龍と真龍の一番大切な空愛のためなら、何でもする」

「アオナさん…」

「葉瑠と皐生も、それなりの理由があるはずよ?」


更にしばらく経って………
段々空愛の話すペースが遅くなって、コトン…とアオナの肩に頭が乗ってきた。

「空愛?
…………フフ…!寝ちゃったか…(笑)」

すると、空愛が握りしめていたスマホの着信音が鳴りだした。

画面を覗くと“真龍さん”の文字。

アオナは優しくスマホを取り、代わりに電話に出た。

『空愛!!?
今、駐車場に着いたんだ!だから、もうすぐ会えるよ!』

「あ、真龍」

『は?アオナ?』

「うん、ごめんね(笑)私で。
空愛、寝ちゃったの…」

『そうか…
わかった。とりあえず、すぐに向かう』

クスクス笑いながら通話を切り、テーブルに置いたアオナ。

「ラブラブね…(笑)」と呟いた。


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