王子とシンデレラの執着愛
「――――空愛〜!行くよ〜」

夏休みに入り、今日は真龍と空愛は旅行だ。
真龍がリビングで、空愛の準備を待っている。

「はーい!
真龍さん、お待たせ!」

「わ…//////可愛い!」

「真龍さんこそ、カッコいい…//////」

「フフ…行こうか!」

「うん!」

キャリーケースを引き、片方の手を出す真龍。
その手を空愛が握る。
指を絡めて手を繋ぎ、二人は家を出た。

地下駐車場に降りるエレベーター内。
幸せそうな笑顔の二人。

真龍は空愛に顔を近づけ、額に額をくっつけた。

「……//////」

「あ!赤くなった!可愛い!」

「……//////」
(うぅ…悔しい…!
私も、真龍さんをドキドキさせたい!)
真龍を見上げ、考えていた。

真龍が「ん?何?」と首を傾げてくる。

「ううん、ちょっと考え事を…」
(待ってて、真龍さん。今に真龍さんをドキドキさせてみせるから!)

真龍を見上げたまま、微笑む。

すると「考え事なら、あんま上目遣いで見ないで?//////」と視線を逸らされた。
心なしか、顔が赤いような気がする。

「真龍さん?」
顔を覗き込むと、更に視線を逸らされる。

「え?え?真龍さん?」

「ダメ…//////空愛…」

「どうし………あ!
…………もしかして、照れてる!?
フフ…!」
嬉しくなって、笑い出す空愛。

「笑わないで!
空愛が上目遣いなんかするから、照れるに決まってるでしょ!」

「フフ…!フフフッ…!」

真龍を照れさせることが出来て嬉しくなり、空愛はずっとクスクス笑っていた。

地下駐車場に着き、車のトランクにキャリーケースを乗せる。
そして、車に乗り込んだ。

シートベルトを締めると、真龍の顔が近づいてきてチュッとキスをされた空愛。

「……//////」
あまりにもスマートで、無駄のない動き。
空愛は顔を赤くして固まってしまう。

「お返し!」
そんな空愛に悪戯に笑って、真龍は車を発進させた。

「……//////」

うぅ…真龍さんには、勝てない……


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