王子とシンデレラの執着愛
自惚れ
風松が家政婦として出向して、約10ヶ月が経った。
風松は、空愛や真帆はもちろん、真龍や葉瑠達も少しずつ受け入れるようになっていた。
「――――あ…これ……○○の新作バック…」
以前にも説明した通り、破格の給料で働いている風松はかなり裕福な生活をしている。
その為か、昔は目に入らなかったブランド物に目が行くようになり、日々の生活も贅沢することに慣れていた。
少しずつ、金銭感覚が麻痺していく。
「欲しい…」
休日に、ショッピングをしている風松。
最近気に入っているブランドのバッグの新作が出ていて、ショーウインドの前で見惚れていた。
そして、はぁ…と大きくため息をつく。
つい先週、ブランド物の服を大量買いしたばかりで、さすがに金欠中だからだ。
財布の中には、五万円くらい。
カードの限度額も超えている状態。
「この五万円を使うと、次の給料まで暮らして行けないしな…
………って、この五万使っても買えないけど…(笑)」
ブツブツ独り言を呟き、渋々その場を後にした。
どうしても、衝動が抑えられない。
バッグのことばかり考えて、仕事にも身が入らない。
すると………
「風松さん、これ」
「ん?」
「生活費です。
すみません、昨日真龍さんに頼まれてお財布に入れておくつもりが、すっかり忘れてて……」
空愛がぶ厚い封筒を渡してきた。
「あ、はい!」
「お金、足りてますか?」
「え?」
「昨日、食材のお買い物に行かれてましたよね?」
「あ、はい!
大丈夫ですよ!
十分、足りてます!」
「食材一つ一つが高級な物ばかりだから、生活費の消費額びっくりしますよね(笑)」
クスクス笑う空愛に、風松も「そうですね(笑)」と微笑み返した。
空愛から受け取り、生活費用の財布に札束を入れる。
そして引き出しにしまおうとして、風松は動きを止めた。
「………」
風松の頭の中に、ある“邪推な考えが”思い浮かんだ。
風松は、空愛や真帆はもちろん、真龍や葉瑠達も少しずつ受け入れるようになっていた。
「――――あ…これ……○○の新作バック…」
以前にも説明した通り、破格の給料で働いている風松はかなり裕福な生活をしている。
その為か、昔は目に入らなかったブランド物に目が行くようになり、日々の生活も贅沢することに慣れていた。
少しずつ、金銭感覚が麻痺していく。
「欲しい…」
休日に、ショッピングをしている風松。
最近気に入っているブランドのバッグの新作が出ていて、ショーウインドの前で見惚れていた。
そして、はぁ…と大きくため息をつく。
つい先週、ブランド物の服を大量買いしたばかりで、さすがに金欠中だからだ。
財布の中には、五万円くらい。
カードの限度額も超えている状態。
「この五万円を使うと、次の給料まで暮らして行けないしな…
………って、この五万使っても買えないけど…(笑)」
ブツブツ独り言を呟き、渋々その場を後にした。
どうしても、衝動が抑えられない。
バッグのことばかり考えて、仕事にも身が入らない。
すると………
「風松さん、これ」
「ん?」
「生活費です。
すみません、昨日真龍さんに頼まれてお財布に入れておくつもりが、すっかり忘れてて……」
空愛がぶ厚い封筒を渡してきた。
「あ、はい!」
「お金、足りてますか?」
「え?」
「昨日、食材のお買い物に行かれてましたよね?」
「あ、はい!
大丈夫ですよ!
十分、足りてます!」
「食材一つ一つが高級な物ばかりだから、生活費の消費額びっくりしますよね(笑)」
クスクス笑う空愛に、風松も「そうですね(笑)」と微笑み返した。
空愛から受け取り、生活費用の財布に札束を入れる。
そして引き出しにしまおうとして、風松は動きを止めた。
「………」
風松の頭の中に、ある“邪推な考えが”思い浮かんだ。