リアライズの殺人〜私は不仲のアイドルグループメンバーです。〜
ここでまた、再びカメラが寧音と宮敷さんの側まで寄ってきて、寧音が即興で描いたイラストボードをアップで映す。
そこには私達のグッズのキャラ同様のデザイン、可愛いらしくデフォルメされたキャラのマイクを持った宮敷さんが描(えが)かれていた。
「凄いでしょう?万が一、宮敷さんのグッズが発売されるならこのイラストの採用でお願いします!ね?」
プロ級とまでは言わないけれど、十八歳の女の子が考えたものであれば、なかなかのクオリティなんじゃないか。
「万が一って…。あ、いや!絶対、コレがいいっ!」
私の問いかけに宮敷さんは首をブンブンと縦に振って頷いた。
認められた事が純粋に嬉しかったのか、寧音はちょっと恥ずかしそうに視線を斜め下に落とす。
こうやって得意な分野を褒められると、いつもこんな感じの態度を見せる。