『裏切りパイロットは秘めた激情愛をママと息子に解き放つ』番外編〜嘘つきパイロットは、今夜はママだけに愛を注ぐ〜
翌日は遼一がオフの日で、そういう日は樹も保育園を休ませる。
和葉はふたりを起こさないように寝室を出て支度をする。
朝食を済ませて身支度を終えたところでふたりが起きてきた。
「おはよう」
「はよー」
ちょこちょこ歩いてくる樹は可愛く、パジャマ姿の遼一も少し気怠げでカッコいい。
思わずぽーっとなりそうになるが、そんな時間はないと自分で自分を戒めた。
「おはよ、いっくん今日はパパとお休みの日だからね。ママいってくるね。いい子にしててね」
言い聞かせると、樹はにっこり笑って「あい」と答えた。
「じゃあ、遼一お願いね」
「気をつけて。いってらっしゃい」
そう言って彼は和葉の髪に手を伸ばした。
「ちょっと寝癖が残ってる」
手ぐしで整えてくれたようだ。
「あ、ありがとう……」
自分を見つめる優しい眼差しに、今度こそぽーっとなってしまうが。
「ま、ボサボサ頭も可愛いけどな」
遼一の呟きにムッとして彼を睨んだ。
「遼一、あの約束忘れたの?」
昨日彼は、ふたりだけの時にたくさん可愛がらせてくれたら、樹の前では自重すると言ったのだ。
その言葉の通り、昨日は相当……だったのに、それがまったく実行されていない。
「遼一、私に嘘はつかないって約束したのに」
プロポーズの時の言葉を持ち出して彼を責める。
けれど、彼は肩をすくめただけだった。
「嘘はついてない。多少は抑えられる"かもしれない"と言ったんだ。ま、無理だったってことだな」
悪びれることなくはははと笑う遼一を、和葉は「もう」と声をあげて睨んだ。
そんな両親の、たわいもない言い合いを樹が不思議そうに見ていた。
和葉はふたりを起こさないように寝室を出て支度をする。
朝食を済ませて身支度を終えたところでふたりが起きてきた。
「おはよう」
「はよー」
ちょこちょこ歩いてくる樹は可愛く、パジャマ姿の遼一も少し気怠げでカッコいい。
思わずぽーっとなりそうになるが、そんな時間はないと自分で自分を戒めた。
「おはよ、いっくん今日はパパとお休みの日だからね。ママいってくるね。いい子にしててね」
言い聞かせると、樹はにっこり笑って「あい」と答えた。
「じゃあ、遼一お願いね」
「気をつけて。いってらっしゃい」
そう言って彼は和葉の髪に手を伸ばした。
「ちょっと寝癖が残ってる」
手ぐしで整えてくれたようだ。
「あ、ありがとう……」
自分を見つめる優しい眼差しに、今度こそぽーっとなってしまうが。
「ま、ボサボサ頭も可愛いけどな」
遼一の呟きにムッとして彼を睨んだ。
「遼一、あの約束忘れたの?」
昨日彼は、ふたりだけの時にたくさん可愛がらせてくれたら、樹の前では自重すると言ったのだ。
その言葉の通り、昨日は相当……だったのに、それがまったく実行されていない。
「遼一、私に嘘はつかないって約束したのに」
プロポーズの時の言葉を持ち出して彼を責める。
けれど、彼は肩をすくめただけだった。
「嘘はついてない。多少は抑えられる"かもしれない"と言ったんだ。ま、無理だったってことだな」
悪びれることなくはははと笑う遼一を、和葉は「もう」と声をあげて睨んだ。
そんな両親の、たわいもない言い合いを樹が不思議そうに見ていた。

