君ともう一度、 恋を始めるために
やっと柚葉と心が通じたものの、涼にはまだ聞きたいことがある。
だからこそ、それが聞けないまま東京へ向かうことに心残りがあった。
柚葉と連絡先を交換しメッセージのやり取りをできるようになった今、聞こうと思えばすぐにでも聞けるはずで、それも無理ならば恭介に聞くことだってできる。
なにしろ恭介はこの4年間柚葉の側にいて、柚葉に何が起きたのかを知っているはずだ。
ーーーでもなあ・・・
機内Wi-Fiにつないだスマホに柚葉からのメッセージが来ていないことを確認し、涼は小さくため息をついた。
気になっているのは、前回門司で再会した際に出会った女の子。
どうやら柚葉の子供らしく、3歳になるらしい。
3歳と言えば涼と別れて1年後に生まれた子。
涼の子供だとも、涼と別れた後すぐにできた子供だとも思える。
そのことについて柚葉は何も言わなかったが、涼は自分の子供だと確信していた。
だからこそ、それが聞けないまま東京へ向かうことに心残りがあった。
柚葉と連絡先を交換しメッセージのやり取りをできるようになった今、聞こうと思えばすぐにでも聞けるはずで、それも無理ならば恭介に聞くことだってできる。
なにしろ恭介はこの4年間柚葉の側にいて、柚葉に何が起きたのかを知っているはずだ。
ーーーでもなあ・・・
機内Wi-Fiにつないだスマホに柚葉からのメッセージが来ていないことを確認し、涼は小さくため息をついた。
気になっているのは、前回門司で再会した際に出会った女の子。
どうやら柚葉の子供らしく、3歳になるらしい。
3歳と言えば涼と別れて1年後に生まれた子。
涼の子供だとも、涼と別れた後すぐにできた子供だとも思える。
そのことについて柚葉は何も言わなかったが、涼は自分の子供だと確信していた。