Good day ! 4
夫婦デート
「翼、舞、じゃあね」
翌朝。
恵真は大和と一緒に、車で保育園に双子を送り届けた。
「うん。またねー!」
二人は笑顔で手を振ると、早速翔一と園庭に飛び出して行った。
「それでは、行きますか?」
意味ありげに大和が顔を覗き込んできて、恵真は思わずうつむく。
「そんなに真っ赤な顔して、どうした?」
「いえ、別に」
「ひょっとして照れてるの? かーわいい、恵真」
「な、何を……」
固まる恵真に構わず、大和はさり気なく手を繋いで車へと歩き出す。
「大和さん! ちょっと、誰かに見られたら……」
必死に手を解こうとしていると、後ろから「見ーちゃった」と声がした。
「伊沢くん!」
振り向いた恵真は、よりによって……と半泣きの表情になる。
「いいですねー、いつまでもラブラブで」
ニヤニヤしながら伊沢が言うと、腕に抱いている美羽も「らぶらぶ」と両手でハートを作って笑った。
「あの、伊沢くん。これは違うの」
「何がどう違うのさ? ねえ、キャプテン」
「伊沢くん! ほら、美羽ちゃんいるし、教育上よろしくないから」
「どこが? 夫婦円満は子どもにとってもいいことじゃない。な? 美羽」
すると美羽も、ツインテールの髪を揺らして「らぶきゅんきゅん」と可愛く小首をかしげる。
「美羽ー、可愛すぎるぞー。パパ、バイバイ出来なくなっちゃうじゃないかー」
骨抜きになって美羽に頬ずりしている伊沢に、大和が「伊沢、ショーアップに遅れるぞ」と真顔で言う。
「キャプテンこそ。奥さんと離れられなくて遅刻しないでくださいよ?」
「心配するな。俺たちは今からデートだ」
なっ……と恵真は絶句する。
「ひゃー! それはそれは。愛のフライトって訳ですね」
「お前と話している時間も惜しい。じゃあな」
スタスタと歩き始めた大和に、恵真は呆然としながら手を引かれる。
「お幸せにー」
「らぶらぶー」
伊沢と美羽の言葉に恵真はかろうじて振り返り、顔を引きつらせたまま手を振った。
翌朝。
恵真は大和と一緒に、車で保育園に双子を送り届けた。
「うん。またねー!」
二人は笑顔で手を振ると、早速翔一と園庭に飛び出して行った。
「それでは、行きますか?」
意味ありげに大和が顔を覗き込んできて、恵真は思わずうつむく。
「そんなに真っ赤な顔して、どうした?」
「いえ、別に」
「ひょっとして照れてるの? かーわいい、恵真」
「な、何を……」
固まる恵真に構わず、大和はさり気なく手を繋いで車へと歩き出す。
「大和さん! ちょっと、誰かに見られたら……」
必死に手を解こうとしていると、後ろから「見ーちゃった」と声がした。
「伊沢くん!」
振り向いた恵真は、よりによって……と半泣きの表情になる。
「いいですねー、いつまでもラブラブで」
ニヤニヤしながら伊沢が言うと、腕に抱いている美羽も「らぶらぶ」と両手でハートを作って笑った。
「あの、伊沢くん。これは違うの」
「何がどう違うのさ? ねえ、キャプテン」
「伊沢くん! ほら、美羽ちゃんいるし、教育上よろしくないから」
「どこが? 夫婦円満は子どもにとってもいいことじゃない。な? 美羽」
すると美羽も、ツインテールの髪を揺らして「らぶきゅんきゅん」と可愛く小首をかしげる。
「美羽ー、可愛すぎるぞー。パパ、バイバイ出来なくなっちゃうじゃないかー」
骨抜きになって美羽に頬ずりしている伊沢に、大和が「伊沢、ショーアップに遅れるぞ」と真顔で言う。
「キャプテンこそ。奥さんと離れられなくて遅刻しないでくださいよ?」
「心配するな。俺たちは今からデートだ」
なっ……と恵真は絶句する。
「ひゃー! それはそれは。愛のフライトって訳ですね」
「お前と話している時間も惜しい。じゃあな」
スタスタと歩き始めた大和に、恵真は呆然としながら手を引かれる。
「お幸せにー」
「らぶらぶー」
伊沢と美羽の言葉に恵真はかろうじて振り返り、顔を引きつらせたまま手を振った。