Good day ! 4【書籍化】
エマージェンシー
4月になり、小学校に入学した翼と舞は、毎日元気いっぱいで学校に通っている。
新しい友だちもたくさん増え、勉強するのが楽しいと、宿題をがんばっていた。
授業参観や運動会でも、真剣な眼差しで大人びた表情を見せる二人を、恵真は頼もしく見守る。
保育園では小さな子の面倒をみることが多かったが、小学校では6歳も年上のお兄さんお姉さんと一緒に活動することもあり、それは二人にとって大きな刺激となったようだった。
『パイロットになりたい』
二人の将来の夢は揺るがないらしく、学習発表会でも堂々とそう語っていた。
二人に誇れるパイロットでありたい。
恵真もそう固く心に決めて、気を引き締める。
そして双子が7歳になったのを機に、単日数乗務制度で8割に抑えてもらっていた乗務を通常に戻すことにした。
これから海外のロングフライトにも、徐々に戻してもらうことになる。
大和も子どもたちも、がんばって!と応援してくれていた。
いつか、大和と共にもう一度ホノルルに飛ぶ為に。
そして翼と舞と一緒に操縦桿を握って飛べる日が来るように。
恵真はこれからの目標を明確にしていった。
その先に、機長昇格を見据えて……。
新しい友だちもたくさん増え、勉強するのが楽しいと、宿題をがんばっていた。
授業参観や運動会でも、真剣な眼差しで大人びた表情を見せる二人を、恵真は頼もしく見守る。
保育園では小さな子の面倒をみることが多かったが、小学校では6歳も年上のお兄さんお姉さんと一緒に活動することもあり、それは二人にとって大きな刺激となったようだった。
『パイロットになりたい』
二人の将来の夢は揺るがないらしく、学習発表会でも堂々とそう語っていた。
二人に誇れるパイロットでありたい。
恵真もそう固く心に決めて、気を引き締める。
そして双子が7歳になったのを機に、単日数乗務制度で8割に抑えてもらっていた乗務を通常に戻すことにした。
これから海外のロングフライトにも、徐々に戻してもらうことになる。
大和も子どもたちも、がんばって!と応援してくれていた。
いつか、大和と共にもう一度ホノルルに飛ぶ為に。
そして翼と舞と一緒に操縦桿を握って飛べる日が来るように。
恵真はこれからの目標を明確にしていった。
その先に、機長昇格を見据えて……。