君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜
寧々のことが少し心配だったけど、宏樹がいてくれるならなんとかなるだろうとそんな予感がする。


「ねえ、光莉は最初からこうなるってわかってた?」

「え?うーんそうだなぁ…なんとなく自分があの学校に戻ってくるんだろうなってことは、最後の日に少し思ったりもしたけどそれまでは全く」

「そっかぁ。まさか光瑠くんの代わりとして一ヶ月の潜入任務として行った学校で、色んなことが起きて色んな人と出会って、自分の能力に気づけて、もう一度その学校に戻ることになるなんてね。これって全部偶然なのかな?それとも、光莉があの学校に行くことは最初から決められていたことなのかもしれないね。それってもしかしてさ…」

「…ええ、そんなわけないじゃん」


寧々の続いた言葉にあははと笑い飛ばしながら、私の頭の中にはある一人の男の子の顔が思い浮かんでいた。



「今日からこのクラスの新しい仲間となる、恋苺さんだ。それじゃあ恋苺さん、何かみんなに一言」


担任の先生にバトンパスをされ、これから残りの中学生活を一緒に過ごす新しいクラスメイトたちをぐるりと見渡す。


「恋苺光莉です!私は“未来予知”の能力を持ってます!中学校生活最後の一年、仲良くしてくれると嬉しいです」

「恋苺は光瑠の双子の妹だそうだな。たしかにおまえらそっくりだもんな」

「はい!」


ど真ん中の一番前の席にいた光瑠がぽかーんと口を開けて信じられないといった様子で、私を見上げていた。
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