君に恋をする予感〜運命の人は誰ですか!?〜
ふと、何かの映像と私の声が頭の中を流れてきた。

顔は見えないけど、制服を着た男の子に自分の腕を絡めて、幸せそうに私は笑っていた。


「恋苺。恋苺光莉。ぼーとして、大丈夫か?」

「…へ?あ、はい!大丈夫です」


ハッと我に返ると、心配そうな顔をした担任の先生に顔を覗き込まれていた。

今のは、なんだったんだろう…。

誰かに告白…してたよね?しかも、この学校の制服を着た、誰かに。

ふと、寧々に言われた言葉を思い出す。


–––「それってもしかしてさ、あの学校に光莉の運命の人がいるからとかじゃない?」


あの時は笑い飛ばしていたけど、もしかして本当にこの学校に私の運命の人がいるのかもしれない。

なんだかそんな予感がしてきた。

ぱちっと視線を上げた先で、薄く笑っていた霧島慧也と目が合う。

私の登場に一切驚いた様子を見せなかったけど、本当に待っていてくれたのかな。

もしも私の運命の人がこの学校にいる予感がする、なんて言ったら霧島慧也はどんな反応をするかな。


「じゃあ恋苺光莉の席は、後ろの一番端っこ、霧島の隣な」
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