I'm in LOVE〜禁忌〜

桜を俺の布団で寝かしつけ、家を出た。



風が冷たい。



近所の公園に宇田川がいる。

呼び出したのだ。

宇田川は男数人と俺を待ってた。


「未来のお兄さん、こんばんは〜」

宇田川が言葉を発すると連れは笑いだした。
仲のイイ事で。


「何の用ですか?」
「桜の事だ」
「あ〜、桜ちゃん?どう?痛がってない?オレのデカイから」

「…」
「いや〜、桜ちゃんヨカッタよ?お兄さん。初めてで」

「…」
「何、黙ってるの?」
「…いや。小物だなぁと思って」

「あ?」
「たかが、俺の呼び出しにこんなにお友達連れてきて、何ビビってんだ?」

「あぁ?」
宇田川は俺の胸ぐらをつかんだ。
よしよし。
もう少し。

「怖くて友達がいなきゃ、来れなかったんだろ?そういうのを小物だって…」



ガツンっ!!



俺の頬に鈍い痛みが走った。




これでいい。









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