双つの恋、選んだのは君だった
――――
ある日のサークル活動
部室に入ると
ちょっと賑やかな空気が流れていた
「紬ちゃん、お疲れさま」
樹先輩が手を振ってくれる
「お疲れさまです…!」
自然に隣の席に座るのも
もう当たり前になってた
「実はさ」
部長が前に立って話し始める
「来月、恒例のサークル合宿やることになりましたー」
「おー!」
「やったー!」
先輩たちの声が弾む中
わたしは少しだけ驚いていた
「合宿…なんですか?」
「そう。年に一回だけやってるんだ」
樹先輩がふわっと説明してくれる
「海の近くにある宿を借りて、みんなで作品読んだり、交流したり。のんびりした合宿だよ」
「へぇ……すごいですね…」
「紬ちゃんも、もちろん参加だよね?」
樹先輩のその声に
自然と頷いてしまった
「……はい、ぜひ…!」
……楽しみなようで
ちょっと緊張もしてる
でも樹先輩の横顔を見てると
少しだけ安心してしまう自分がいた
「何作ろうかな〜」
「ゲームも準備しなきゃだな」
先輩たちがわいわい話してる横で
樹先輩はふとわたしの方を見た
「楽しみにしててね」
「……はい」
また胸がふわっと浮く感じがした__
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ある日のサークル活動
部室に入ると
ちょっと賑やかな空気が流れていた
「紬ちゃん、お疲れさま」
樹先輩が手を振ってくれる
「お疲れさまです…!」
自然に隣の席に座るのも
もう当たり前になってた
「実はさ」
部長が前に立って話し始める
「来月、恒例のサークル合宿やることになりましたー」
「おー!」
「やったー!」
先輩たちの声が弾む中
わたしは少しだけ驚いていた
「合宿…なんですか?」
「そう。年に一回だけやってるんだ」
樹先輩がふわっと説明してくれる
「海の近くにある宿を借りて、みんなで作品読んだり、交流したり。のんびりした合宿だよ」
「へぇ……すごいですね…」
「紬ちゃんも、もちろん参加だよね?」
樹先輩のその声に
自然と頷いてしまった
「……はい、ぜひ…!」
……楽しみなようで
ちょっと緊張もしてる
でも樹先輩の横顔を見てると
少しだけ安心してしまう自分がいた
「何作ろうかな〜」
「ゲームも準備しなきゃだな」
先輩たちがわいわい話してる横で
樹先輩はふとわたしの方を見た
「楽しみにしててね」
「……はい」
また胸がふわっと浮く感じがした__
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