目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!

「あらー、リノじゃない」



翌朝、ユリとリノが人間の世界からフラワーランドへ戻ると、オルテが呼び止めてきました。



「オルテ……」



ただでさえ、リノはオルテと関わりたくないのに、失敗した後に呼び止められることは、まっぴらと言いたいくらいでした。

リノがそう思っていることを知らずに、オルテは胸をはっています。



「あれ? それって……」



オルテの胸元には、前までなかったはずの四つ葉のクローバーがついています。



「このバッジはね、一人前のあかしなのよ」



「ってことは……」



「わたしはね、さっき女王さまに呼び出されて正式に一人前の妖精だって認められたのよ! お花の幸せを守り、そして人間も幸せにさせる妖精になれたってこと」



幸せ。
確かに、四つ葉のクローバーの花言葉は「幸運」です。



「まあ、あんたよりわたしの方がはやく一人前になれることなんて、予想どおりだけどね!」



オルテはまた、いつものようにリノにイヤミをいいました。




なぞなぞの答え
シカ(菓子を逆さまにするんだよ!)
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