目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!

「だいぶ風はおさまったかなぁ……」



「うん、落ち着いてきたみたい。さあ、アム。いっしょに出ようか」



「アム……」



アムは、リノに手をひかれていっしょに外へ出ました。
ユリもつづいて、いっしょに外へと顔を出します。



「ああーっ!」



とつぜん、リノが眉を八の字にして、大声をあげました。



「どうしたの、リノ?」



ユリが聞くと、リノはお花が咲いていた方を指さしました。

お花は、風でちぎれてしまっていたのです。



「お花さん……また救えなかった……。ちぎれそうなの知っていたのに、放置しちゃったぁ……!」



リノのきれいな真っ青の目には、ぷっくりと涙がうかんでいます。



「アム……」



アムも、今にも泣き出しそうな顔をしてリノを見上げています。



「あのね、リノ。全てのものを完璧に守るなんて、無理だよ。病気もいっしょだよ。病気になったら、お医者さんにみてもらうけれど、必ず全員元気になるとは限らないもの」



そう言いながら、ユリの頭の中に大好きなおじいちゃんとおばあちゃんの笑顔が浮かんできました。




ユリのなぞなぞ
お菓子を逆さまにすると変身する動物、なーんだ?
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