目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!
ユリは、リノを追いかけました。
リノは、しげみのそばで座りながら、うつむいています。
ユリはただ、リノのとなりに座るだけで何も言えません。
「あわてんぼう妖精さん、どうして落ち込んでるのかしら?」
聞き覚えのある声がし、見上げると、案の定オルテが見下ろしています。
「友達も一人前になったから? とうとう、あんたは置いてかれちゃったものね!」
オルテは高らかに笑いました。
リノの目になみだが浮かんでいます。
「ベルラ達みたいにしっかりしていれば……」
「リノだってしっかりしているから、だいじょうぶ」
ユリは、リノの背中をそっと撫でました。
その様子を見て、おいうちをかけるように、オルテはフッと鼻で笑います。
「好きなだけ仲良しこよししてていいけれど、そんなことしたって一人前には一歩も近づかないわ。いいかげんにペアも解除してもらって、ユリもさっさと人間の生活に戻った方が楽だと思うわよ」
「楽と幸せは、ちがうよ!」
気がつくとユリは立ち上がり、大声をあげました。
リノもオルテもびっくりして、目を見開いています。
「自分がお花や人間を幸せにできる妖精になれたと思うなら、リノが不幸になることをいわないでよ!」
「ユリ……」
「行こう、リノ!」
ユリはリノの手をつかんで、リノの家へ飛んで行きました。
なぞなぞ
迷路じゃないのにゴールがあるものは、なーんだ?