目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!

夜がやってきました。
ユリとリノが人間の世界へ行くと、葉が黄色くなった花を見つけました。
リノは、お花の形をした虫めがねを取り出します。



「それは?」



ユリが、目を丸くして聞きました。



「害虫が原因だったら、下をよく見れば分かるんだけど、お花が元気はない時って目に見えない原因がかくされていることも多いの。だから、この虫めがねを使って調べるのよ」



リノは虫眼鏡を目に当てて、じっと見た後にうなずきました。



「これは肥料が多すぎるのね。ユリ! 一緒にほって!」



ユリとリノは、土をほって肥料を取り出しました。



「これくらいとれば、じゅうぶんだよ。あとは、水をたっぷり与えれば、このお花も元気になるわ」



リノは、土だらけの両手をパンパン叩きながら言った後、ステッキを振ってたくさんの水をあたえました。
お花の色も、なんだか明るくなったような気がします。



「よかったぁ……そんなに症状はひどくなかったみたい。これできっと、だいじょうぶ!」



リノは、ぱあっと笑って言いました。




リノのまめちしき
あまりにも肥料焼けの症状がひどいと、土の植え替えが必要になる時もあるのよ。
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