目指せ、一人前の妖精!お花の幸せは、わたしが守る!

そうです。リノは今まで救おうとしても、救えなかった存在があります。そのたびに悲しい思いをしたリノの姿を、ユリは自分の目で見てきました。

リノの言葉に胸を打たれたユリは、決心して、いっしょにプランターを動かそうとしました。

しかし、2人の小さな体では、プランターは重くて動かせません。



「はぁ……はぁ……」



2人とも体力を使いすぎて、げんかいを迎えそうです。



「どうしよう……。このお花まで救えなかったら、どうしよう!」



リノの目にたまったなみだが溢れそうになり、ユリもどうしたらいいか分からなくなった時のことです。



「ユリ、リノ!」



名前を呼ぶ声がして、二人は思わず顔を上げました。



「ベルラ、ラック!」



ベルラとラックが、2人の様子を見て飛んできてくれたのです!



「みんなで力を合わせて、このお花の幸せを守りましょ」



ベルラが言いました。
プランターを日当たりの良さそうな場所へ、ユリとリノが押していき、反対側からベルラとラックがひっぱります。



「うんしょ、うんしょ!」



全員が声を合わせて動かすと、下からズズズッと音がして、プランターを移動させることに成功しました!



「大成功だ!」



ラックは飛び上がりました。



「ベルラ、ラック。ありがとう!」



リノは、感謝の気持ちで胸がいっぱいでした。



リノのまめちしき
直射日光が強すぎると、葉の色が変わるから気をつけて!
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