クズ彼氏の甘く危険な呪縛
レオは満ち足りたように笑って、私の顔を下からすくい上げるようにキスをした。
ゆっくりと深く、執着するように。
肩にかかっていたワンピースの紐が、滑り落ちる。

「……レオ」

「ん?」

「……するの?」

私の問いかけに、レオは小さく笑った。

「うん。だって、俺……今、すげぇ幸せだから。このまま、ヨリを抱きたい」

「幸せ、なんだ……」

「そう。めちゃくちゃ幸せ」

そっか。
それなら、いいのかな。

そう思った私は、ただレオに体を預けた。
押し倒されるまま、彼の手が太ももへと伸びていくのを、ぼんやりと見ていた。

レオは、いま、幸せなんだ。

——じゃあ、私は……?
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