クズ彼氏の甘く危険な呪縛

私は、レオくんにとって……どういう存在?

聞きたいことはたくさんあった。
なのに、喉が詰まって言葉にならない。言いたいことが胸の奥に溜まって、息が苦しかった。


「レオくん……わたしのこと、”あいしてる”?」


気づいたら聞いていた。

私の目元を舐め上げて、レオくんは小さく笑った。


「当たり前じゃん。ヨリのこと、世界で一番愛してるよ」


嘘か、本当か、もうそんなこともわからない。
でも……私は小さく頷いた。


「……う、ん」


愛されてるなら――いいや。
だって、私、レオくんに愛されてなきゃ……生きていけないもんね。

ずきりと痛む胸を、心臓を、心を……丸ごと飲み込んで、静かにまぶたを閉じた。

これが、私の「幸せ」なんだよね……?
< 55 / 138 >

この作品をシェア

pagetop