月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
「育った環境?」
「はい。私の育った日本は、男女平等の国です。あっ、そうなったのは、ほんとつい最近だし。女性の社長や大臣とかはまだ少ないですけど、教育も就職も、給料も結婚も、男だから女だからって事は少ないですし、結婚した後の仕事だって育児だって、男女が助け合って生きていく国なんです。」
「はあ……ニッポン?」
「だから、あなたが仰る事は、文化の違いです。私の魅力ではありません。」
ジャラールさん、ヘサーム王子。
どっちのお妃様になったって一緒。
私は文化の違いに悩むだけ。
遠い異国で、一人苦しむだけなのよ。
「クレハ!もっと自信を持て!」
ヘサーム王子は今度は、私の両肩を掴んだ。
「君は明るいし、タフだし、今のように客観的な意見も述べられる。それは日本人だからという訳ではなく、君自身の魅力だ。」
不謹慎な程に、ドキンとした。
ここまで言ってくれる人なんて、今までいなかったかも。
「はい。私の育った日本は、男女平等の国です。あっ、そうなったのは、ほんとつい最近だし。女性の社長や大臣とかはまだ少ないですけど、教育も就職も、給料も結婚も、男だから女だからって事は少ないですし、結婚した後の仕事だって育児だって、男女が助け合って生きていく国なんです。」
「はあ……ニッポン?」
「だから、あなたが仰る事は、文化の違いです。私の魅力ではありません。」
ジャラールさん、ヘサーム王子。
どっちのお妃様になったって一緒。
私は文化の違いに悩むだけ。
遠い異国で、一人苦しむだけなのよ。
「クレハ!もっと自信を持て!」
ヘサーム王子は今度は、私の両肩を掴んだ。
「君は明るいし、タフだし、今のように客観的な意見も述べられる。それは日本人だからという訳ではなく、君自身の魅力だ。」
不謹慎な程に、ドキンとした。
ここまで言ってくれる人なんて、今までいなかったかも。