月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
「へ、ヘサーム様!?」
戸惑ったタンナーズさんは、私の近くに食事を置くと、ジャラールさんを見た。
「私は、あちらで食べてきたので。」
「あっ、じゃあ……クレハの分だけ、ここに置いていきますね。」
そう言ったタンナーズさんは、お盆を持ちながら、ヘサーム王子の後を追って行った。
近くに置かれた食事を、ジャラールさんは私に、渡してくれた。
「ありがとうございます。」
汁の多いお粥みたいなモノ。
暑い砂漠を移動してきた後は、食べやすい。
私が座って一口食べると、ジャラールさんは私の横に座った。
「ヘサーム王子に、何を言われた。」
「何も……」
「嘘をつかなくてもいい。クレハの顔を見れば、何かあったのは分かる。」
そこまで私の事をわかってくれるなんて。
でも言えない。
ヘサーム王子に、妃になってくれって、言われたなんて。
「どうしても、言えぬか?」
「ごめんなさい。」
戸惑ったタンナーズさんは、私の近くに食事を置くと、ジャラールさんを見た。
「私は、あちらで食べてきたので。」
「あっ、じゃあ……クレハの分だけ、ここに置いていきますね。」
そう言ったタンナーズさんは、お盆を持ちながら、ヘサーム王子の後を追って行った。
近くに置かれた食事を、ジャラールさんは私に、渡してくれた。
「ありがとうございます。」
汁の多いお粥みたいなモノ。
暑い砂漠を移動してきた後は、食べやすい。
私が座って一口食べると、ジャラールさんは私の横に座った。
「ヘサーム王子に、何を言われた。」
「何も……」
「嘘をつかなくてもいい。クレハの顔を見れば、何かあったのは分かる。」
そこまで私の事をわかってくれるなんて。
でも言えない。
ヘサーム王子に、妃になってくれって、言われたなんて。
「どうしても、言えぬか?」
「ごめんなさい。」