月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
砂嵐の中、私を助けてくれたのは、誰よりも好きな人だった。
ジャラールさんが盾になって、私を砂嵐から守ってくれている。
私が乗ってきた駱駝も、ジャラールさんが乗ってきた駱駝も、どこに行ったか分からない。
ただ耳元を、嵐の音が過ぎ去って行くだけだった。
長いこと、ジャラールさんの胸の中でじっといた。
どれくらい経ったのか、分からない。
以前、ハーキムさんも混ざって砂嵐に巻き込まれた時は、すぐ去っていったって言うのに。
「まだ?」
「もう少しだ。」
ジャラールさんの声が、すぐ側で聞こえる。
ケンカしてから、口も利いてなかったから、余計嬉しく感じる。
こんな時なのに恋しくなって、ジャラールさんをぎゅっと抱き締めた。
するとジャラールさんも、私を強く抱き締めてくれる。
砂嵐の中なのに、ここだけ二人の世界になっていた。
やがて、ザザザーァっと、砂の塊が去って行った。
ジャラールさんが盾になって、私を砂嵐から守ってくれている。
私が乗ってきた駱駝も、ジャラールさんが乗ってきた駱駝も、どこに行ったか分からない。
ただ耳元を、嵐の音が過ぎ去って行くだけだった。
長いこと、ジャラールさんの胸の中でじっといた。
どれくらい経ったのか、分からない。
以前、ハーキムさんも混ざって砂嵐に巻き込まれた時は、すぐ去っていったって言うのに。
「まだ?」
「もう少しだ。」
ジャラールさんの声が、すぐ側で聞こえる。
ケンカしてから、口も利いてなかったから、余計嬉しく感じる。
こんな時なのに恋しくなって、ジャラールさんをぎゅっと抱き締めた。
するとジャラールさんも、私を強く抱き締めてくれる。
砂嵐の中なのに、ここだけ二人の世界になっていた。
やがて、ザザザーァっと、砂の塊が去って行った。