月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
「だとしても、まだ光清には言わないで。光清には、私から話すから。」
そう言うと、ときわがポリポリと、頬を掻く。
「ときわ?」
「ん~。できれば、そうしたいのは、やまやまなんだけどさ……」
ときわが困った顔をした瞬間、血相を変えた光清が、教室のドアを勢いよく開けた。
「紅葉!体育館の裏に、連れて行かれたって!」
なぜ、もう知ってる!?
ときわを見ると、テヘっと舌を出していた。
「何かされたのか!あっ、髪が濡れている!しかも制服から、ジャージに着替えている!もしかして、水ぶっかけられたとか!?」
お察しの通りですよ。
「何だよ。俺、そいつらの事、探してくる!」
「待って!」
教室を出ていこうとした光清を、私は止めた。
「いいよ。そんな事しなくたって。」
「どうして!いくら俺のファンだからって、彼女に手を出すなんて、あり得ないだろう!」
光清、本気で怒ってくれている。
そう言うと、ときわがポリポリと、頬を掻く。
「ときわ?」
「ん~。できれば、そうしたいのは、やまやまなんだけどさ……」
ときわが困った顔をした瞬間、血相を変えた光清が、教室のドアを勢いよく開けた。
「紅葉!体育館の裏に、連れて行かれたって!」
なぜ、もう知ってる!?
ときわを見ると、テヘっと舌を出していた。
「何かされたのか!あっ、髪が濡れている!しかも制服から、ジャージに着替えている!もしかして、水ぶっかけられたとか!?」
お察しの通りですよ。
「何だよ。俺、そいつらの事、探してくる!」
「待って!」
教室を出ていこうとした光清を、私は止めた。
「いいよ。そんな事しなくたって。」
「どうして!いくら俺のファンだからって、彼女に手を出すなんて、あり得ないだろう!」
光清、本気で怒ってくれている。