月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
「しかし、これを良く思わない人物がいた。」

オーナーの言葉に、耳を疑う。

「なんか、お決まりのパターンっぽいな。」

「光清、静かにして!」

私の後ろで、ときわと光清がやりとりしている。


「それで?その続きは?」

私はオーナーに、迫った。

「うーん。身近な者の反乱としか書いてません。」

「身近な者?」

「ネシャート王女とその侍女達は、その者に捕らえられ監禁された。王はその身近な者の反乱に、苦戦を強いられ、隣の国へ行っているジャラール王子に、帰還を促すも、遣わした家来が今だ連絡はなく、と書いてある。」

私はハッとした。

「きっとザーヒルよ!」

「王様の侍従か。それなら身近な者の反抗だな。」

するとときわが、慌て始めた。

「ええ?だってそのザーなんとかって人、王様に命を救ってもらったんだよね?それなのに反乱を起こしたの?」

すると光清が、冷静に話を進める。

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