月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
「えっ?」
「夢の中だから、何か特別な能力を身に付けているわけでもないの?」
今まで何も思わなかった。
夢の中なのだから、何か私に力があってもいいのに。
「本当だ!私、特殊能力とか何もないや。夢なのに!」
そう言って、二人の間に笑いが起こった。
「でも、行かずにはいられないんでしょう?」
笑い終わったお母さんは、そう言って、私のおでこを指で付いた。
「うん。」
「行ってきなさい。必ず戻ってくるのよ。そのまま寝たきりなんて、お母さん。それだけは許さないからね。」
「……うん。」
まあ、たぶん。
目を覚ませば戻ってくるから、寝たきりにはならないと思うけど。
「じゃあ、行ってくるね。」
「はいはい。気を付けて。」
お母さんは、近所のコンビニに行く感覚で、見送ってくれた。
制服のまま、2階への階段を昇る。
ジャラールさん、ネシャートさん。
ハーキムさんに、ラナー。
みんな無事でいて!
「夢の中だから、何か特別な能力を身に付けているわけでもないの?」
今まで何も思わなかった。
夢の中なのだから、何か私に力があってもいいのに。
「本当だ!私、特殊能力とか何もないや。夢なのに!」
そう言って、二人の間に笑いが起こった。
「でも、行かずにはいられないんでしょう?」
笑い終わったお母さんは、そう言って、私のおでこを指で付いた。
「うん。」
「行ってきなさい。必ず戻ってくるのよ。そのまま寝たきりなんて、お母さん。それだけは許さないからね。」
「……うん。」
まあ、たぶん。
目を覚ませば戻ってくるから、寝たきりにはならないと思うけど。
「じゃあ、行ってくるね。」
「はいはい。気を付けて。」
お母さんは、近所のコンビニに行く感覚で、見送ってくれた。
制服のまま、2階への階段を昇る。
ジャラールさん、ネシャートさん。
ハーキムさんに、ラナー。
みんな無事でいて!