月夜の砂漠に紅葉ひとひらⅡ【完】
自分の部屋に入り、念の為鍵を掛けた。

こんな明るい時から、眠れるかどうか分からないけれど、昼寝だってできるんだし。

私はカーテンを閉めて、ベッドに横になった。

制服のまま寝たのは、もし砂漠の国に行った時、パジャマだったら恥ずかしいからだ。

早く眠りに付くように、深呼吸をする。


しばらくしても、心臓がドクドクしているのが聞こえて、なかなか寝付けない。

「はあ~。寝ようと思えば寝ようとするほど、眠れない。」

右腕を目の上に置き、視界を暗くした。

ようやく気持ちが、落ち着いてくる。

ジャラールさん。

ハーキムさん。

もうすぐ会えるよ。

ネシャートさん。

ラナー。

待っていて。

もうすぐ、私、そこに行くから。


スーっと眠りについた時、なぜか私の回りが熱くなってきた。

暑い。

肌がジリジリと焼ける。

息が苦しい。

うまく酸素を吸えない。

えっ?

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